有田秀穂著
サンマーク出版
「午前中にお日様にあたって、セロトニンを活性化させる」 キーセンテンス。
母の部屋はレースと遮光のカーテンがかかっているのだが、この2年間ほど、母は昼間でも遮光カーテンを閉めて、暗い部屋の中で服の出し入れを一日中している。
私がカーテンを開けて、外の光が入るようにしても、気が付くとすぐに閉めてしまう。
認知症になると、暗いほうが落ち着くのかもしれないと漠然と思っていた。
母は一日中暗い顔をしていた。
そこで思い立って、遮光カーテンを取り払った。洗って、押入れに収納。
閉めたくてもレースのカーテンしかない。
柔らかい光が部屋の中に満ち、心なしか母の顔が明るくなったように感じた。
変化があった。
この1年、家族のだれかと一緒でないと外出しなくなっていたのに、一人で出かけるようになったのだ。
セレトニン効果か。
ただ、家の前の国道を信号のないところで横断しようとするし、記憶力がかなりあぶなくなっているので
無事かえってこれるかも心配。元気になってくれたことは嬉しいが、いつも私が一緒にいられるわけではないので、痛し痒しというところ。
太陽光線を浴びることの大切さがわかった。
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