イタリア映画
アンドレア・モライヨーリ監督 サンドロ・ペトラーリア脚本
「真実は深く そして美しく 眠っている」
可愛らしい子供が誘拐されたか、というおぞましい始まりから、物事は良くない方向へひたすら転がる。
殺人が連想させる人の心の不可解さとは裏腹に、風景はあくまで静かで美しい。
謎解きのようであって、実は人の心の弱さ、強さ、もろさ、したたかさが描かれる。そして最後に美しさと悲しさと安らぎが泉のように湧き出でてくる。
巧みなストーリー展開にひきこまれ、世界が反転して優しい気持ちになったところで、ああ、心を掴まれちゃった、と気づく。
魅力的な映画との幸せな出会いでした。
こんにちは。
返信削除山高について検索し、こちらのサイトに伺いました。
亡父は山高でした。
マントに下駄、学生帽をまぶかにかぶった若者のセピア色の写真が残っています。父です。
寮生名簿、写真帳、校章のついたベルトバックルが今だにあります。
チベル湖畔にそそり立つ
七つが丘のロオマの府
思えば若き創業の
われらが日にも似たりけり (6番)
ああ鴻南の若き日に
自治と自由の旗幟(はた)をあげ
防長の野にわれ立てば
見よ満天に光あり(8番)
鴻南に寄する歌は1から8番まであります。
すみれ様
返信削除コメントをいただいたことに1年以上気づかなかった私、なんて迂闊でしょう。コメントありがとうございました。とても嬉しかったです。もう読んでいただけないかもしれませんが、お返事です。
祖父は40歳を迎える前に肺結核で亡くなりましたが、今生きていたら100歳を10は超えていると思います。
彼が書き溜めた詩41編と歌謡9編が、曽祖父に向けた「手向草」に収められているのですが、その中に「鴻南に寄する歌」があり、「東大を卒へるに際して母校高等学校鴻南寮への寄贈歌」と記してあります。
写真でしか会ったことのない祖父ですが、山高のマントに下駄、学生帽姿はとてもハンサムでした。祖父の名前は堀則政です。