オッフェンバック作曲
指揮 曽我大介
演出 たかべしげこ
オペラといえば、先月岐阜のサラマンカホールで観たバーデン市劇場オペラ「カルメン」が、狭い舞台でその上オケも舞台の上に無理やり乗せてしまったので、悲しいほど狭いところでちょこまかしていたのを思い出す。
せっかくの声量も魅力が半減してしまった。
やはりオペラは耳だけでなく、目でも楽しむものだと思う。
今回の名古屋二期会オペラは、ものすごいスターが出るわけでなく、地元で活躍する歌手たちの晴れ舞台という感じで、あまり期待していなかったが、予想を裏切る楽しさだった。
先ず第一に、出演者の大舞台に立つ喜びがずんずん伝わってくる。
中には声の通りにくい人もいるのだが、ご愛嬌。
小学校の先生や歌うビジネスマンも登場して、なかなかの歌声を聞かせてくれる。
なんだかおらが村の祭りのヒーローたちを見ているようで、思いっきり応援したくなってしまう。
最近METなどで神がかりの歌声を聞きなれていたが、やはり生はいい。
映画でいくらアップにされても、演者と同じ時を共有しているという事実は魅力。
舞台装置もけっこう凝っていた。
最初は日本語が音楽に乗らなくて戸惑ったけど、だんだん慣れてきたし。
二期会オペラ、これからはチェックしようっと。
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