2012年2月11日土曜日

映画 「ニューシネマ・パラダイス」

名駅のゴールド・シルバー劇場がなくなってしまうと新聞で読みました。
最後の映画の一つが「ニューシネマ・パラダイス」
以前から観たかった映画だし、ゴールド・シルバーとお別れしたいから、1人ででかけました。

映画館で観客を銀幕側から撮った映像は初めて観ました。ステキなアイディアです。映画への愛を表現するこれ以上の方法はないでしょう!映画に夢中になるお年寄りたち、若者たち、女たちの豊かな表情。笑い、泣き、呆然とし、恍惚となる。
いつも鼾をかいて寝てしまい、いたずらされる男。キスシーンに狂喜する者たち、手に汗握るウエスタン。どたばたチャップリンに沸く人々の歓声。観客の映画を見つめる目が自身の目に重なり、私自身が映画館「ニューシネマ・パラダイス」の椅子に座っているかのような錯覚を覚えました。

この映画を大切に思う人はきっと心のそこから映画が大好きな人なのでしょう。

「ニューシネマパラダイス」が壊されるシーンではゴールド・シルバーの最後と重なって何ともいえない寂しさを覚えました。ゴールド・シルバー最後の映画にこれを選ばれたそのお気持ちが胸に迫り、泣けました。

映画が終わり、クレジットが流れ始めると、あちらこちらで拍手が上がりました。
私も、拍手しました。感謝をこめて。

ありがとう。