2008年11月26日水曜日

「ぼくんち」 西原理恵子

11月5日
Aの貸してくれた本。
西原理恵子さんの「いけちゃんとぼく」を読んだのは1年前。あの1冊だけで心を鷲掴みにされて西原さんが大好きになった。
「ぼくんち」はこれもまた傑作。人間の強さと弱さ、喜びと悲しみ、愛と無関心、「善きもの」と「悪しきもの」の一筋縄では説明できないどろどろをこんな形で表現できるのか、と感嘆する。
どんな人生もいとおしい。歯の抜けた兄ちゃんの笑顔、最後に来た手紙。姉の底抜けの優しさ、弟の旅立ち。だれでも心に「ぼくんち」「わたしんち」があるから生きていけるのかもしれない。

京都 大原 紅葉の美

11月14日(金)
日帰りでバス旅行。大原三千院、寂光院へ。
紅葉真盛り。お天気も最高、如何せん時間が足りない。
追い立てられ、駆け抜けるだけでじっと佇む余裕のない時間を旅とは言いたくない。
次回、母たちを連れてくる時はもっとゆっくりしたい。
土産物屋を見物の時間に組み込む必要は全くない。

日光東照宮~霧降高原の旅

11月1日~3日(土~月)
日光東照宮へ、家族5人+私の母で旅行。 年寄り二人を連れていくので、なるべく楽に移動できるよう、ジャンボタクシーを頼む。 紅葉真っ盛りのハイシーズンなので、日光市内のジャンボタクシーは予約がいっぱい。 宇都宮のタクシー会社に依頼して、宇都宮駅から観光しながら日光のホテルまで 行ってもらうことにする。これが大当たり。 タクシーの運転手さんは博識で、普通の観光なら行けないところや、歴史的に押さえて おきたいスポットをまわってくれた。母は日光杉並木を車で走れたことをとても喜んでくれた。 紅葉の霧降高原ドライブ、霧降の滝、大笹牧場、日光市内の千年松、憾満ケ淵、神橋。 おかげで、あれだけ盛りだくさんの観光をしたのに一同疲れも出さずにホテル着。 後でインターネットで調べてみたら、あのタクシー運転手さんはカリスマだったと判明。流石。

翌日は日光2社1寺めぐり。午前中にざっと見て、午後は他所へ行こうと思っていたが、なんのなんの。時間が足りない。家光公の大猷院と、二荒山神社、輪王寺を見学するだけで午前中は終了。お昼はホテル近くの四川料理を楽しみ、午後はお待たせ、東照宮へ。母と義母はとても元気で、なんと207段ある奥宮まで制覇してしまった。人が多くて、立ち止まりながらゆっくりゆっくり登ったので、最後までついてこられたのだろう。

最終日は 、初日にタクシーの運転手さんから教わった、「殉死の墓」を訪れてから田母沢御用邸記念公園へ。御用邸は広くて調度品襖絵なども見ごたえがあった。紅葉の美しい庭園を散策していたら防空壕を見つけた。こんな軍需産業のないところまで空襲のおそれがあったとは。

夫と母以外は初めて訪れる日光、紅葉の美に眼を奪われ、2社1寺の造詣美に浸り、日本に生まれ育ったことを心から感謝した旅だった。子供たちも満足した様子。

読み聞かせボランティア 2

10月31日(金)
今日も読み聞かせ。5年生のクラスと市民病院の院内学級へ入る。
病院では院内の授業に出てこられる、比較的元気な子たちが
読み聞かせの相手とはいえ、楽しい話を聞かせて病気のことを
一時でも忘れてもらいたいと思う。今日の「ぞろぞろ」はうってつけ。
元気に腹の底から笑って、病気なんか吹き飛ばしてほしい。
生徒数は少ないが、院内の先生と教頭先生も同席されたので、少々緊張した。

反省会で、お母さんたちの前でも読むことになる。
一番よく笑ってくれたのはお母さん方だった。

落語口調を真似て読もうとすると、どうしても体が演じてしまって、
紙芝居の紙の上から私の頭が左右に動くのがちらちら見えるらしい。
お話の邪魔になるだろうが、そうしないと落語の口調が出てこない。
やっぱり紙芝居の限界かな。

読み聞かせボランティア

10月30日(木)
小学校2学期読み聞かせボランティアの日。
5年生に「落語紙芝居 ぞろぞろ」三遊亭圓窓師匠著 を読む。
喜んで聞いてくれるのがわかって、嬉しい。
以前、6年生のクラスを訪れた時より紙を送るタイミング、
口調のスピードなどを家でみっちり練習した。
自信をもって読めたのが良かったのかもしれない。