2010年5月17日月曜日

映画「ハート・ロッカー」

heart locker だと思い込んでいた。恐怖を感じる心に鍵をかけてしまう・・・みたいな勝手な思い込み。
実は、hurt locker 
「棺桶」、とか「最も行きたくない場所」の意味らしい。

シリアスな戦争映画、若いときにはこういう種類の映画も元気に観にいったものだけど、
この度は体も心も疲労した。いい映画だけど、この年になると「もういいよ」となる。
見終わった後、3日目だがまだ心が暗い。

私の心に与えたダメージ、それだけでも、この映画が本物だとわかる。
立場を抜きにした描き方が、却って戦争の真実を描き出している。
そして、映画が描いた世界は現実として今も、続いている。

この重さを、私たちも頭の上に持っているはずなのに、気付かぬふりをして、若しくは本当に知らなくて、(私は沖縄に住んだ事がない)、2010年5月は単に政策的な論調だけで通り過ぎようとしている。
重い。重い。

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