2011年12月18日日曜日

「ダンゴムシに心はあるのか」 守山轍 著


抽象的な概念を操作して、行動に結びつけていく活動をココロの働きというなら、ダンゴムシにココロがあるというのは難しい。しかし、この場合はココロというよりコトバの働きがココロの活動を複雑にしていると考えたほうがいいのかな。

著者が言うように 「隠れた活動部位/内なるワタクシ」こそココロである、というならダンゴムシのみならず石にも鉄板にもココロはあると言う著者の主張に肯いてしまう。

植物にもココロがある。うんうん。

水にも心がある?気体にも?
ロボットには?
隠れた活動部位をもつ物体にはココロがある?

私の中ではまだまだ消化不足。
でも、物事の本質に迫る知的冒険を、著者のガイドで追体験できてとても刺激的だった。

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