2009年2月22日日曜日

母の気持ち

お昼用にパンを買ってくるわね、と言って、母は出かけた。
買ってきたのは菓子パンばかり。
私たちはいつも惣菜パンと食パンまたはバケット、そして菓子パンは殆ど食事用には買わない。
だからつれあいが「あれ?食パンは買わなかったの?菓子パンばかりだね」と言った。別に問い詰める風ではなかったのだが、母には気になったらしい。食事の後、こんどは鬼饅頭を5つ買ってきた。「パンが足りないとおもったから」と。
話している内容は取り違えているが、自分の息子が不満を持ったようだという事は気づいていて、そのために鬼饅頭を買ってきたのだろう。頓珍漢ではあるが、こちらが喜んでいるか、戸惑っているかは敏感に察知される。どうせ何もわからないと、ばかにしたりそっけなくしたり、は禁物だと思う。何事も、母がしてくれたことはたっぷり喜んで見せる。詰問調はだめ。やさしい口調で、失敗したことを悟らせないように。私たちも、修行だ。

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