2009年2月18日水曜日

MET 「オルフェオとエウリディーチェ」

主役のオルフェオ役をメゾの女性が演じると初めて知った。
太目の体格のいいお姉さんが男装で舞台に現れる。なんだか見た目がなー、と思っていたが、亡き妻を嘆く第一声「エウリディーチェ~」の歌声を聴いて、背筋がゾクゾクした。この一声でステファニー・ブライスの名前は忘れられないものとなった。なんて哀切に満ちた、詩的な歌声!

コーラスも重厚でゴージャス。背景に3層の壁をつくり、コーラスの人たちに歴史的衣装を着せて配置し、舞台装置にしてしまうなんて、憎い演出。バレエも楽しめたので時間は短めだけど満足でした。

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