2009年1月4日日曜日

後悔

昨日、デパートのカードが出てきた。なくしていた財布ががどこからか出てきて、その中に入っていたのだ。私が、「ここにあるということは、Kが盗ったのではなかったようですね」と言っても、納得しない様子で、「このカードはあなたが作ってくれて、ここに入れてくれたのではないの?」と。Kが持って行ったということを相変わらず主張する。ここまでこわれてしまったのか、とがく然。

今日は朝からお出かけなので、申し訳ないけど部屋の中を探させてもらうと、Kが盗ったことにされていた黄色い財布が出てきた。母が夕方帰宅してから、一緒に財布を探しましょうと持ちかけて、母を財布の隠れていた茶箪笥に導く。「あ、こんなところにあった」と母が財布を手に取る。中を確認してもらい、お金がなくなっていないことがわかり、ほっとした表情になる。その10分後に、連れ合いがもう一つの財布も見つけた。私は思わず「ここにあって、中身もきちんと入っているということは、どちらの財布もKが盗ったのではないということですね」と言ってしまう。母は「ここにあると言うことは、そういうことね」と言う。悪びれない様子に、私は思わず「とりあえず、出てきてよかったですね。Kのせいじゃないことがわかって、安心しました。」と言ってしまった。

Kのせいじゃないということは、母の物忘れのせいだということで、もちろんそれは事実だけど母が一番認めたくないことであることは確かだ。それから数時間、母の表情は暗かった。

言わなくてもいいことを言ってしまった。
病気のせいなのだから、母が一番つらいのだから、これからは何を言われても否定せず、認めよう。
ばかな私。

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