PTAの社会見学で、地方裁判所を訪問することになった。
なんと、実際に行われている法廷見学だった。ショック。
2つの事件を傍聴したのだが、どちらの被告も、経済的な困窮がなければ、 そして辛い境遇になければその道に入らなかったかもしれない、と感じさせる 案件だった。 参考人質問させられる母親と恋人、涙で語る言葉も途切れ途切れだった。
罪を償ったあと、社会へ出たときに、彼らを再び絶望させない環境作りが再犯防止のために 何より必要だと思う。
裁判官が、常に穏やかに噛んで含めるような口調で被告に語りかけていたのが印象的だった。罪を憎んで人を憎まずという司法の原点を見せてもらった。
罪を犯す人々を断罪するだけでなく、この社会を差別や不平等のない、努力する者の報われる社会へ変えていくために、私は何ができるだろう?
重い社会見学だった。
2008年9月14日日曜日
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